BLOGブログ

vol 8 結果責任

小倉 彩花の死に際し、多くの友人達から激励のお言葉を頂戴しました。心から感謝申し上げると同時に、スタッフの為にも沈んではおれないし、負けてなるものかと新たなる闘志が湧いてきました。故人の49日も終え久しぶりの更新となります。私は当然の事ながら経営者である以上、全ての責任があります。しかしながらnambuには多くのスタッフ、それぞれの役割分担がありますが、まだまだ自分で結果責任を負うと言う幹部、スタッフは早々出てくるものではありません。 

 

 

 

私はいつも思っていましたが、人は気付いてくれそうで、気付かないものです・・・できると期待してもできないものです・・・昔からよくミーティングとかの場面で、「あいつはできない!」とか「あいつはダメだ!」みたいなことをよく耳にしました。もしかすると自分がどこかで一番言っているかもしれませんけど・・・単なる後輩の愚痴だったら、たまにはいいのかなとは思いますが、ミーティングや会議などで、何か方向性を決めたり、戦略を考えたりしなきゃいけない場面でも、同じことが見受けられます。よくスタッフに言うことなんですが、「じゃあどうするの?」って考えなさいと・・・もう経営者や店長に頼るだけでなく、そろそろ自走する事を、我々幹部も含めて見直し、教育する必要があるのではないかと自問自答します。「現状の問題をほじくりかえしているだけ」ってとっても多く、とってもムダなことだと思います。「誰が悪い」とか、「どこに問題があるのか?」なんてことは、だれにでも判る事だし、そのためにnambuでは大きくは店長会議、小さくは朝夕礼と十分にディスカッションできるようになってる訳で・・・だったら早くその問題を解決するための方法を「見つけて」「実行して」失敗したらまた新たな方法でやってみて、何回か失敗しているうちに必ず答えは見えてくるもので・・・そうやって向上していくものです。もう一つ、「性善説」というのがあって、「人はみんな善い人だ」という前提のもと、人を信じてそれを基準に何かをする・・・かなり意味は違うかもしれないけど、同じようにリーダーや先輩たちは、「これくらいは気付くだろう・・・これくらいはできるだろう・・・」という前提のもとに、何かを指示する・・・性善説は否定しないけど、リーダーや先輩たちのその考えはハッキリ言って、「あまい!」こちらが思ってることを期待した前提で、物事をすすめても上手くはいかない・・・期待値よりも現実値で目標をクリアーできることを考えておくことと、それを期待値に高めていくために、一人一人に確認しながら成長させていく・・・こんな感じが必要です。何が言いたいか?というと、先ほどの話も今の話も上に立つ人間は、厳しいかもしれないけど、「結果責任」だということです。よく政治の世界で聞く言葉ですが、僕は上に立つ人間というのはすべてそうだと思っています。「できない」といって前に進まない事も、「期待と違った」と後になって後悔したり、ましてや、自分以外の人間に責任を押し付けたり・・・そんなことでは、リーダーは務まらないということです。そこがnambuがスタッフに望む、他店とは違うところです。美容師としていくら優秀でも、さらにその上の階段をnambuのスタッフ達は登ってもらいたい・・・なぜならその先が見えなければ、本当には自立できないから・・・それでは今までと同じで、オーナーにとって都合のいい「使い捨て」の美容師にしかなれないから・・・お客様に感じて頂く些細なことに気がつく事こそ、これだけの人数が一つの箱で仕事している以上、そんなリーダーがいっぱい育ってくれなければ絶対に行き届きません・・じゃあ大きくしなければいいの?」「じゃあどうすればいいの?」・・・だから大きくなっていくものを、分散させて、細分化させて・・・そのためには?やっぱりリーダーが必要で・・・「結果責任」の取れる大人が何人いるか?これがこれからの美容室にとっても、普通の会社にとっても大切なことなんじゃないでしょうか・・・?nambuはそんなリーダーがたくさん育つような環境にしていきたいと思います。