vol 21 3つのステップ
やっと感じてきてくれた数値化の大切さ。 組織が大きくなればなるほど、気持ちや精神論だけでは伝わらない事が増えて、それは具体的に数値化していくことによって、誰の目にも明らかになるメリットがある。技術職の僕達は、まず第一に(テクニック)があって、そこから気持ちとか精神論とか考え方という(マインド)につながって、その2つを行ったり来たりする。でも本来の考え方は、「世の中に対して自分はどんな事をしていきたいか?」「社会の中で何を伝えて自分の存在価値を求めるか?」っていう、第一に(マインド)ありきで、それを実現していく為に必要なスキルが(テクニック)であり、だから僕たちが大切にしてる(テクニック)て言うのは、いつも言うように手法とかプロセスってことなんだよね。
第一が(マインド)それが気持ちや想いで、第二が(スキル)という技術で、そしてその次にくる第三が(ナレッジ)という応用、それがフォーメーションとか生産効率とか数値化というマネージメントの領域。様々な角度から数値化したものを検証し、自分たちが目指すものの具体的な数値はどういう事なのか?1か月、1週間、1日をどんなタイムスケジュールで過ごしていくか?とか、1時間の生産性とかセット面の回転率とかいうすべての細分化。やっとその領域に対する意識ができて来て、そこからくる対策や戦略をも考えられるレベルにまでなってきた感じがします。
そこの領域の考え方を出来る人間がどれだけいるか?で、これからの組織としての、成長は大きく変わってくる。数字って言うものに対する美容師の認識は、「売上~」とか、「経費率~」とか、なんかネガティブな発想しか持ってないけど、数値化していくことで共通言語ができるし、より目標が具体的に明確になるんだよね。いつもいうイメージも抽象的なことではダメで、この数値が頭にあることで、イメージに向かうストーリーやマップを具体的に描く事が出来る。そしてこれらが解ってきたときに次のステップは何か?それはもう一度第一番目の(マインド)にもどること・・・
いくら数値が頭にあったって、それを実現させてくだけの想いを持たなければ、ただの数字の羅列でしかない。すなわち、それだけ強烈な、迫力のある、周りをも巻き込むような想い。「何のために?」「なぜ?」の想いが強烈じゃないと、自分自身がその数値に対して、絶対本気になれるはずがないんだよね。この3つのプロセスを繰り返して行くことが、目標に到達する最短の方法・・・
今、皆が第三の(ナレッジ)まで理解できてきたんなら、まさにもう一度、「自分たちがnambuをどうしたいか?」「自分たちはどんな美容師を目指していくのか?」迫力のある答えを見つけてほしいと思います。