vol 35 準備で決まる
今も昔も感じていますが、つくづく「お店は生き物」だなぁと思います。「生き物」だからこそ、それをどのように育てていくのかが、私も幹部も問われているのではないかと思います。ではどのようすればいいのか?一言で言えば、全て「準備で決まる」と言っても過言ではないと思う。会社であれば創業当時の想いを踏襲しつつも時代の変化を敏感に捉え、どのような考えで(理念)で人を育てていくのか?技術、センス、環境も、nambuらしさを提供するには、どう教育していくのか?出店早々に繁盛店にするには、行き当たりばったりの出店でなくて、計画性を持って、数ヵ月後に繁盛店になるようにする為に、人を育て、技術・人間力を磨き、会社はその為に考えられる、ありとあらゆる事をバックアップしていく。思えば過去の出店や、nambu-GARDENの出店時の場合も、2ヶ月前までに備品1品に至るまで、スタンバイできたからこそ、不安はないと言ったら嘘になりますが、やるべき事・考えられる事を全てやり尽くしたわけなので、あとは天命を待つしかないという心境でした。
店長が代わるだけで、今まで出来なかった事が比較的スムーズに出来たりもする。事前の準備と計画性と情熱が、店の空気感をがらりとかえてしまう不思議な力があると感じたり、また各店同じメンバーでやっていても、その時の皆のレベルが総合力となり、又それをどんな風に引き出していくかだったり、もちろんお客様や世の中だって変化しているのだから、それにどう対応するかだったり。お店が生きているのを実感する事が多々あります。
それは いつも言う「見えない空気」が大切で、世の中の空気やお客様の空気、その時のスタッフの空気なんかを繊細に感じ取って、何を足したり引いたり変えたりすればいいかを感じる感性が大切。そして常に今の現状の最大限の器を知り、それより少しだけ背伸びした状況を想定して、そのレベルをスムーズにこなせるイメージと準備をする事。
お店であれば、今のnambuでMAXに対応できる人数はわかっているはずだから、全てにおいてそのレベルに対応できる体制になってないと、当然のようにお客様に迷惑がかかる。毎年新人の入社後すぐに「人的レベル」が下がるのはわかっているのだから、事前に最低限人前に出せるだけの教育も必要になってくる。
人数の問題、仕組み、スピード、技術レベル等など、それらがそのレベルにあるか?を考えれば、当然結果も想像がつくはずだし、それらをそのレベルに上げれば、その結果は達成されるはず。
その為にはやっぱり「準備」で決まるし、それにつきる。プロとアマチュアの違いは準備しているか?してないか?それだけだと思う。着実に成長するためには、今の自分のレベルを知った上で少し背伸びした目標を明確にし、そのレベルに対応できるだけの準備をしておく。
簡単な事だけど、殆どみんなできてないことだから。逆にnambuはそれができる環境だし、お互いの成長を感じる事が出来る職場だと思う。自分の成長の証は、すぐには見えないが、成功を手にした経験者は、間違いなく20代、30代の「心の準備」「行動の準備」で決まってくると思います。皆さん、目先の目に見える事だけで判断してはいけませんよ。