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vol 37 基準は「美しい行い」か?

4月から5店舗新体制になり、以前のように大人数を管理できるようなリーダーがなかなか出てこない難しさを目の当たりにします。

それを補うのが組織作りの一番大変な部分でもあるのですが・・・。リーダーの目が行き届く人数とは何人くらいなのだろうか?

 

美容師は基本的には人が好きだから、「面倒を見ること」は好きなのだけど、15人以上の人数になると「管理」する事が必要になってきて、「管理」することが殆どの美容師は向いてないということもある程度解ってきた。

これくらい大人数で働いていると、「誰かがやる」っていう甘えとか、「コレくらいはいいだろう」みたいなことが多くなって、ちょっとしたゴミの捨て方一つでさえ、気がついてみるとすごく汚いことになっていたりもする。

口うるさく何度も言っているのですが、そんな簡単なことさえなかなかきちんとできないのが現実。手が空いた時に床を掃かない人とか、掃除をいい加減にやる人とかは、「損得でものごとを考える」レベルの人で、結局外でのタバコのポイ捨てとかもそうだけど、「誰も見ていないから」「自分は偉いから」とか「何の見返りがあるのか」をまず頭に浮かべているうちはそんなレベルなのだろうな。 

「汚ければ綺麗にする」「ゴミが落ちてれば拾う」そんなことは何も考える必要も無く、体が当たり前に動くべきことで、そういうことを自然に何も考えずに出来ることが実は人としての大きな成長だということ。

人間だから甘えや驕りもありがちだけど、逆にこれだけたくさんの人数でやっているのだからこそ、そんな良くない部分をフォローし合えばいいと思うのだけど。

 「美しい行い」というのは常に自分以外を「思いやる」こと、飲みっぱなしの缶コーヒーは誰がかたづけるのか?散らかした床は誰が掃除するのか?そういう風に、常に自分の行動や言動は誰かに影響を与えていて、だとしたら、少なくとも誰かに迷惑を掛けたり、嫌な思いをさせないくらいの想像力は必要なはずだと思う。

自分は常にそういうところに価値を置いてみんなを見ているし、そういう心持のない人間とは仕事を一緒にしたいとは思えないし、そんなことが実はサロンの土台を築くだろうと思っている。 

自分が「美しい行いか?」常に問いかけるべきだと思います。